ブレインダンプでトラウマを克服する
<要旨>
“あなたは周囲の世界に強い価値を見出し、逆境にあっても人生の良い面を見ることができるようになります”
最近、コロナの影響もあり、メンタルヘルス業界で、カウンセリングやコーチングの話を多く聞きます。
リーマンショックや東日本大震災のときも、出来事が起こったタイミングではなく、その数ヶ月後に心の不調を訴える人が増えたと聞いています。
今つらいと思われている方は多いと思いますが、そうした際は、自分1人で悩みやストレスを抱え込まずに、できるだけ誰かに相談することが良いといわれています。
「そんな相談できる相手なんていない 第三者に話すのはちょっと不安だ」
そう思われる方に、今回は、カウンセリングやコーチングに並ぶ、”ブレインダンプ”のやり方についてご紹介します
始めるきっかけは?
「トラウマやこころの動揺」を書くことを決意したタイミングです。
トラウマやこころの動揺に直面して、2、3週間以内は早すぎるといわれてています。
ブレインダンプは、カウンセリングやコーチングのように申込は必要ありません、費用もいりません。
紙とペン、もしくはスマホがあればすぐに始められます。
是非、あなたのペースで始めてみましょう。
どんなトピックを書けばいいの?
直近のあなたを悩ませている心の動揺から書き始めましょう。
思い出したくないトラウマがあればそれを無理に書き出す必要はありません。それと向き合う準備ができるまでそのテーマは寝かせておきましょう。
将来発生しうるであろう不安については、それが今のあなたの悩みの大半であれば取り組んでも良いとのことです。ただ、心配しなくていいことまでに時間を割く必要はありません。
どれくらいの頻度、期間取り組めばいいの?
心身の健康の改善に効果的といわれているのは、1日20分を4日間続けることだといわれています。
20分や4日間を超えて書き続けたい場合は、心に負荷を与えない範囲であればよいとのことです。
書く際、振り返る際の心のもちよう
ただ単にブレインダンプをして脳のメモリを減らして、思考整理ができれば良いのですが、現実はそう単純ではありません。
書く際、振り返る際の心のもちようについて以下のようにいわれています。
①時には過酷な世界の中によい面を見出す
②肯定的な感情を認めてそれを表出する
③トラウマやこころの動揺がもたらした利点を探す
④(被害者として)許す
⑤(加害者として)苦しませてしまった人に許しを請う
⑥トラウマ経験を物語として構成し編集する
-視点を変えて書く(1人称、3人称)
-場所と場面を自由に設定して書く
-時にはフィクションも混ぜながら書く
※⑥はブレインダンプの範囲外になります。
ブレインダンプをする際や振り返る際には、何度も①〜⑤を見返して取り組んでみてください。
まとめ
昨今、人々のメンタルヘルスに対する理解が深まってきており、関心が高まってきています。
欧米では、スポーツ選手やビジネスパーソンが積極的にカウンセリングやコーチングを取り入れていると聞きます。オンラインでカウンセリングやコーチングができる時代となりました。
そして、マインドフルネスが流行っているのは、元々あった東洋の”瞑想”が良いものであると見直されてきている証拠です。経験則を蓄積してきた東洋の手法が、理論をベースに西洋風にブランディングされサービスとして確立しています。
個人的な意見になりますが、これらメンタルヘルスのサービスに対して、(今までの経験から、)トラウマやこころの動揺、そして、日々の不安や悩みはそれと徐々に向き合うことでしか解決できないのでは?と思っています。
しかし、トラウマやこころの動揺、そして、日々の不安やストレスを形作っているのが、そう簡単に解決できないことであれば?
その人にとってどうしようもないこともあります。
私たちは、人生で、試行錯誤を続けてきた中で、“5dump”という手法を見出しました。目標達成に向けて人生を少しでも前に進める手法です。
人生を少しでもいいので前に進めることができれば、人はポジティブになれます。
ほんの少しずつでもいいと思います。目標がないのであれば、目標を設定するところからでもいいと思います。そんな思いを込めてアプリを作っています。
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